
トクショクシコウ展も残すところあとわずか。
今日は会場の様子と作品についてより詳しくお伝えします。

まずは「赤」担当の大友さん。
作品はトクショクの赤を一面に印刷し、
切りと折の加工を使って見事に水引を表現した「折水引」。
「色ならではのもの、紙ならではのものを作りたい」
という大友さんのコメントが先日のトークショーでありましたが、
トクショク、加工、紙の三つの要素が見事に結実した作品です。
特別にピンクに印刷したものも作成しましたが、
こちらも大変人気のようです。

次は青担当の菊地敦己さんの「MyTube」。
「普段からほぼ100%特色を使っている」
という印刷を熟知した菊地さんならではのデザインで、
生の紙の色、印刷の白と青が複雑に重なりあい、
シンプルな格子の図案に深みのあるテクスチャーが生まれています。
中間パーツは切り離す事も出来るので、
用途にあわせてサイズを変えられるTubeができました。

白担当のNIIMIさんは和紙の上に白い印刷を施すした
「Paper Piece」という作品。
とても繊細な製品ゆえ、まず印刷出来る和紙を探し、
白の乗り具合や紙の厚み、加工の強度の検証など、
たくさんの困難をこえて出来上がりました。
縁取りや柄として描かれた白いラインが、
懐紙や包装紙や障子紙として使われた時にやさしい彩りを加えます。
「無理のないものづくりをしたい」という
NIIMIさんたちのデザインに対する姿勢を表すような作品だとおもいました。

藤森さんは茶色担当。
一冊のノートにミシン刃とポケットの加工を施すことで、
どんどんとつながっていくノートができました。
「既存の道具を少しだけ進化させることで新しい対話を生み出したい」
という藤森さんのコメントのように、
アイデアや加工はとてもシンプル(に見えるの)ですが、
従来のノートでは出来なかった使用法が生まれます。
会場の見本ノートには工場見学の様子や
「トノート」が出来るまでのスケッチが描かれていて、
こちらも必見です。

トラフさんの担当は緑です。
黄色と青じゃないかと思いきや、
細かくカットの入った用紙を広げることで、
黄色と青が反射しあい、
ところどころ緑に見える不思議な器を生み出します。
「緑」というテーマカラーを鮮やかな切り口で捉えています。
印刷や加工もギリギリまでこだわって、
至極の作品ができました。
トラフさんはこの「空気の器」をつかった映像も作られていて、
こちらも会場でご覧頂けます。

最後は銀担当の私三星の「THREAD LID(ネジフタ)」です。
折り紙をしていくなかで見つけた形を使って、
かみの工作所ならではの新しい箱を提案したいと思いました。
ただそんな思惑とは逆に、箱としてというよりも、
開け閉めの気持ちよさで手にとる人が多いようです。
会場で是非お試しください。

おかげさまで本当に多くの方にお越しいただいております。
本展が見れるのもあと数日です。
是非この機会にかみの工作所の製品を見に来て下さい。
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かみの道具3 トクショクシコウ展
2010年1月29日(金)〜2月21日(日) 11:00〜19:00
AXIS リビング・モティーフ B1F「ビブリオファイル」内
106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F TEL: 03-3587-2784
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写真:冨田里美







